三陸海岸 ③   水彩・F0

海と岬と灯台、演歌でお馴染みの題材ですが、絵にもなりますし、私の好きなモチーフです。
今まで、いろんな岬と灯台を描いてきました。
銚子の灯台は銚子のはずれ・・・調子はずれ・・・音痴のことなんて思いながら描いたのも楽しい思い出です。
美空ひばりの♪乱れ髪で一躍有名になった塩谷埼の灯台も描きました。
手前にある漁港がうらぶれた感じで、木造船の壊れたのが置いてあったりして風情があったのですが、今は漁港がコンクリートで固められて、船もプラスチックの不細工なものばかりになってしまい、絵心を誘われることもなくなってしまいました。
小樽の郊外に塩谷と言う海岸もあります。遠くに岬が見えます。
屋と谷の違いですが、ここも描きました。冬の荒れた日本海が描きたくて、何回も通いましたが、あの日本海の冬特有の鉛色の海と空にはなかなか出会えず、4回目位にやっと思い通りの天候になり、一枚描くことが出来ました。
吹雪では何も見えないし、晴れていては重々しい感じにはならないし、随分手間暇を掛けて描いたので、この絵への思い入れは一入です。
竜飛崎もわざわざ描きに行きました。
新聞のグラビアで紹介していたのを見て即座に車で飛び出したんです。
これも冬の厳しい光景が描きたくて行ったのですが、竜飛は一度の訪問で思い通りの天候と構図に出会えました。
チャンスの女神には後ろ髪がないと言います。
チャンスの女神に出会ったら、咄嗟に前髪を掴まなくてはならないのですね。
強風で立っていられないほどの荒れた天気が格好のモチーフになりました。
三陸海岸 ③   水彩・F0_b0091767_8491889.jpg

by yuuyuutakemura | 2006-11-30 08:49 | 絵画
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