ポンペイの給水設備

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イタリアの街中には、道端に蛇口があって、水が常時流れているのを見掛けます。水の出口を指で塞ぐと、蛇口の上の部分に開いている穴から水が噴き出して来て、それを口で受けて飲む事が出来ます。
日本で駅やビルに備えてある給水器と同じ役目をしています。
ポンペイにもそれと同じ給水施設がありました。水は出ては居ませんでしたが、ポンペイの市民も通りがけに喉を潤したのだと思います。
古代の都市に市民に水を無料で供給していたというのは、当時の為政者が優れた治世をしていた証だと思いました。
江戸でも神田上水、武蔵野上水などを開削して江戸市民に水を供給していましたが、大都市に綺麗な水を供給するという事業には多大の労力と緻密な工事が必要でした。ポンペイにそのような施設があったと言う事は驚きの発見でした。
by yuuyuutakemura | 2007-02-25 21:29 |
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