中華飯店「香港」    F

この路地に去年まで中華飯店「香港」がありました。
私はもう10年来のお得意さんで、行くと大歓迎してくれていたのですが、今回行ったら店仕舞いしていました。
前回行ったときにマダムが配膳からコックまで全部やっていたので、「ご亭主はどうしたの?」と聞いたら、あっけらかんとした言い方で「別れた」と言うのです。この店はベトナム人の夫婦で切り盛りしていたのに一人では大変だと思いました。
小学生くらいの子供が3人いて、店を手伝っては居ましたが、料理がでるまで30分以上掛かり、味の方も思いなしか落ちたように感じました。
これでは客離れしてしまうな!と思っていたら、案の定の店仕舞いでした。
マダム達はベトナム戦争を逃れて、子供の頃フランスに来たのですが、今頃何処で何をしているのか心配です。
何せ、10年来のお付き合いで、行く度に色々と長話して居たから他人事とは思えません。

フランスは旧植民地の国民は無条件で移民として受け入れていますから彼女たちも容易にフランスに入れたのでしょう。
旧宗主国の責任を果たしているのでしょうが、黒人には悪いのが多く差別の原因になっているようです。差別と悪事とはどちらが卵でどちらがニワトリか因果関係は分かりませんが、何れにしても悪循環が起こっているようです。
私は黒人より中東の人にパリで怖い思いをさせられたことがあります。

「香港」のマダムと子供達がフランスの何処かで平穏に暮らしていることを祈ります。

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by yuuyuutakemura | 2008-01-18 00:11 |
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