2008年 04月 11日 ( 1 )

粕壁宿 ⑥ 長嶋商店

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長嶋商店もロビンソンの通りにあり、「粕壁宿①道標のある家」と少し離れていますが、同じ並びです。
この家も道路拡張でセットバックした折りに丁寧に補修されていて、古い建築手法そのままに再現されています。
道路拡張に伴う移築の費用の補助だけではこうした補修は不可能ですから、持ち主が多額の持ち出しをして工事したものでしょう。
長嶋商店の経営者がそれだけの支出に耐える財力があったのと、古い建物を慈しむ気持ちが有ったからこそこの家が現存しているわけです。
たいていの場合、道路拡張を機会に古い建物を取り壊して、鉄筋の高層建物にするのが普通です。ここは商業地域で前面道路も広いから10階建てのビルくらいは建てられる場所です。貸しビルにすれば建設費くらい直ぐに回収できるわけです。
そうゆう経済的利益を放棄して古い建物を維持している長嶋商店と道標のある家の持ち主に喝采を送ります。
by yuuyuutakemura | 2008-04-11 00:03 | 絵画