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草加宿 ⑤ 蔵のある家

この家も蔵もあるし敷地の間口もかなりあります。
草加には大きな店が多かったのか、大きな店だから現代まで持ちこたえられたのか、おそらく後者の方の理由でしょう。
千住宿では間口3間ほどの店も残っているのですから他にも何か残れる要素があるのかもしれませんが?
此の建物は古い家の軒の上に看板になる衝立様の構造物を造って店構えを現代風に改造しています。
その構造物はチャチな感じはしませんが、店の風格をあげているとは思えません。
古い建物を壊さずに今風に適応しようとした意図は分かりますが、やはりここは古さを生かした、草加宿①で見ていただいた様な店構えであったらと思います。
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by yuuyuutakemura | 2008-03-21 00:37 | 絵画

草加宿  ④  芯壁造りの家

一階の窓は細い面格子になっています。面格子は防犯と外からの視線を遮る働きがあり通風は自由ですから、蒸し暑い夏にも風通しがよくて快適に過ごせたことでしょう。
二階は芯壁作りで窓は小さくとってありますから、通風より防火を重視してますから、倉庫か物入れに使うスペースだったと思われます。
5間の間口を持つ商家というのは宿場町とはいえ江戸とは違いますから、大商いをしていた家であったことが分かります。
絵を描きながら、この家ではどんな物を売り、どんな人が買ったのか?なんてことを想像します。
この家の商売は小間物屋で紅や白粉を売っていて、近在の農家の娘さんがお小遣いを握りしめて買いに来ていたとか・・・?
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by yuuyuutakemura | 2008-03-19 23:38 | 絵画

草加宿 ③ 空き家



旧日光街道草加松原が始まるところにこの家はあります。
右側の屋根付きの塀は20m位ありましたが絵ではカットしています。それ故敷地はかなり広いものと思われます。
この家は空き家のようでした。この奥に普通の家を建ててお住まいの模様です。
通りに面した表戸もシャッターが下りたままだし、人の気配が感じられません。
二階の屋根は瓦葺きであったものがトタン葺きに変えられています。
おそらく梁や垂木が痛んで瓦の重量に耐えられなくなったから軽いトタンに葺き替えたものだと思われます。
トタン屋根のペンキも剥げ落ちてはいませんから、そこそこの手入れはなされているようです。
でも、空き家にしておくのだから建物の利用価値はこの持ち主にとってはゼロに近いのでしょう。だとするといつまでこのまま我慢して持ち続けてくれるのか、些か心配ではあります。5階建て30室くらいの小規模集合住宅になら作れ変えられます。そうすれば家賃収入もあるし、資産が活用できるわけですから、建設会社や不動産屋が誘惑しているに違いありません。
この歴史的遺産の存続も風前の灯火といったところです。font
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by yuuyuutakemura | 2008-03-19 00:05 | 絵画

草加宿 ② 商家と土蔵

横に土蔵を従えた商家です。店構えも大きく飼っては大きく商売を営んで居たことが偲ばれます。
現在も営業中の模様ですが、とても盛業中とは見受けられません。
土蔵の方は絵を見てもお分かりの通り荒れ果てていて、この土蔵に品物を入れたら、忽ち雨風に曝されて、痛んでしまうのではないかと思われます。
今なら未だ補修可能でしょうが、それには莫大な費用が必要だし、補修したところでこの家の商売には何らプラスをもたらすことはないでしょうから、恐らくこのまま朽ちるに任せてしまうのであろうと思います。残念な事です。
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by yuuyuutakemura | 2008-03-18 06:22 | 絵画

草加宿 ① 紫暖簾の家

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草加宿の古い家は最近発見しました。
国道4号線のバイパスも旧道も何回も通っていたのですが、昔の日光街道は旧道の脇道になっていて一方通行なので通ったことがなかったのです。
このシリーズを始めるにあたり地図を見るとそれらしい道を見つけたので行ってみて探し当てました。
千住宿に比べると大きな建物が多く、絵心をかき立てられました。
残念なことに高い塀で囲まれていて描けない家や建物全面が改修されて今様のものに覆われているものなどがあって、それらを除くと5軒の建物を描くことが出来ました。
この家は手入れもきちんとされていて、お洒落に紫の暖簾を掛け渡しているのは絵に描くには持って来いでした。
by yuuyuutakemura | 2008-03-17 00:00 | 絵画

千住宿  ⑥  あばらや

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この家の住人が見たら怒られそうですが、あばらやという感じの建物でした。
骨組みがしっかりしているから直ちに倒壊するというものではないですが、手入れはしていないし、これからも長く保たせよう、という意気込みはまるで見受けられません。
積極的に壊すのは忍びないからと、このまま朽ちるのを待っているかのようでした。
こうゆう家をこれから建てると言うことは不可能事なのだから行政が手を貸してでも保存に動いて欲しいと思います。
千住宿は日本橋から出立して最初の宿場です。
残っているのは6軒のみですが、戦災からも逃れてきた大切な遺産なのだという事を国も地方もそして我々も自覚して保存に向けて立ち上がれないものかと思います。
by yuuyuutakemura | 2008-03-16 00:01 | 絵画

千住宿 ⑤  銅板壁の家

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銅板壁の建物は大正時代に流行ったものだと思います。
この家も新築当時は時代の先端を行くものだったのでしょうが、今は廃屋寸前、満身創痍の無惨な姿になっています。
緑青だけでなく赤さびも見えるところから、鉄板に銅メッキを施した紛い物の素材が使われたようです。
建て主が材料代をケチったのか、大工が誤魔化したのかは知る由もありませんが、この時代にも紛い物が罷り通っていたというのは興味深いです。
先般、大メーカー製の防火資材に誤魔化しがあり、耐火性能の劣るものが長年に亘って販売されていたという報道がありました。
この資材を使った家が火災に遭って住人が焼死するなんて事になったら、このメーカーの責任者は未必の故意による殺人罪で裁かれるべきです。
by yuuyuutakemura | 2008-03-15 00:04 | 絵画

千住宿 ④  しもたや

骨太の木造建築です。
梁も柱も未だにしっかりしています。以前は何か商売をしていたのでしょうが、現在はしもたやとして使っているように見受けられます。
軒先に鉢植えを並べて居ます。ここの住人は古い家で穏やかな暮らしをしているのでしょう。
「しもたや」と言葉も今はあまり使われなくなってしまいました。「住宅」と言うより、しもたやの方が私にはしっくりくる感じがします。
いかにもそこに人が暮らしているという雰囲気が伝わると思うのです。
「住宅」はきっと頭の固いお役人が考え出した造語なのではないかという気がします。
お役人の造語で最近のワーストワンは「後期高齢者」ではないでしょうか?
これは75歳以上の人に対する呼び方らしいですが、非情・冷酷・切り捨て、無神経、というニュアンスですからね。
この言葉を考え出した役人はきっと自分も姨捨山に行く時期が来るのだと言うことを想像できない思考力の欠如した人なのだろうと思います。
それにしたもマスコミなども平気で「後期高齢者」なんて言ったり書いたりしているのはどうしたことでしょう。
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by yuuyuutakemura | 2008-03-14 06:10 | 絵画

千住宿  ③  ヤマダヤ洋品店

ふくよかサイズの洋品を売りにしたお店です。
千住宿は北千住の繁華街からは少し外れた場所になってしまっているから商売をするのはハンディがありますし、お店の構えもしゃれた感じとは言い難いから、ふくよかサイズに特化した商品構成で商売をするのは良い方法だと思いました。
ブランド品などではお客を呼ぶのに場所柄からも無理がありますからね。
建物の古さを前面に出して、呉服屋さんなどをやるのも良いのではないかと思いますが、ふくよか体の人の数は和服愛好者よりも多いですから今のやり方がベストなのかも知れません。
野暮ったい看板もかえって親近感があり入りやすい雰囲気です。
これをお読みになったふくよか体型の方は是非頑張っているヤマダヤさんを応援して下さい。
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by yuuyuutakemura | 2008-03-13 00:02 | 絵画

千住宿  ②  絵馬屋

絵馬屋といっても今は絵馬を売っていたり作っていたりではないようです。
ガラス戸の中に「絵馬屋」という看板がありますが、昔の絵馬を保存しているということのようです。それを公開していると言うこともないようです。
「ようです」ばかりで申し訳ありませんが、この家を訪問したりしていないのでそんな表現しかできません。
表にそんな事が書かれた標識がありました。
古い家屋の絵、として見て下さい。

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by yuuyuutakemura | 2008-03-12 00:08 | 絵画