ポンペイの遺跡には今なお色鮮やかな壁画が残っています。
人骨まで焼き尽くす灼熱の火砕流に見舞われても、色褪せることなく残っているのですから、かなり堅固な顔料が使われていたのでしょう。 古来から、人間は色にはかなりの拘りを持っていて、良い色の顔料や染料を得る為に、遠方からの交易を行っていました。 ポンペイの人達も、遠くアフリカとか中央アジア辺りから物資の調達を行っていたと思われます。 美しい物への追究と執念には現代人も及ばないものがあったのでしょう。 悠久の時を隔てて私の前にある壁画の色彩は、往時のポンペイの繁栄振りが見て取れます。 私の描いている絵や、ブログの電子記録は、おそらく1000年の後には色褪せたり、消滅したりして居る事だろうと思うと虚しい思いがあります。
by yuuyuutakemura
| 2007-02-19 00:29
| 旅
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