水彩 エモッソン湖への道すがら ⑥ F3

エモッソン湖への道すがら、とは言いながら、実際にはこの3回ほどは、エモッソン湖の極く近くからのスケッチです。
今回の絵も前回の絵の場所からさほど離れていない場所から描きました。
巷でまことしやかに言われている事に、欧州の空の透明度、雲の形状、遠景の霞み具合の差・・・云々、があります。
仲間の絵描きも物知り顔で、「欧州の空気は澄み切っているから遠景をぼかして描く事は出来ない、あちらでは遠くまではっきり描かないとならない。」等と宣うのです。
しかし、絵描きの端くれの末席辺りに位置する私としては肯けません。
この絵も遠景の山はぼやかして描いています。欧州は大陸性気候ですから乾燥している日も日本よりは多いですが、雨も雪も降る訳です。雨降りや曇りの日には湿度も高くなるし遠方の景色も霞むのです。
百聞は一見に如かず、と言いますからね。
水彩 エモッソン湖への道すがら ⑥ F3_b0091767_23441570.jpg

by yuuyuutakemura | 2008-08-01 00:00 | 絵画
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